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 花直り、してみませんか?
  日本全国の彼氏の皆様へ 機嫌を損ねたお姫様を救うには花が一番の特効薬です。
綺麗で女性らしい人ならバラ、
元気に明るい感じの人ならヒマワリ、
優しくて可愛い人ならチューリップ、
しっとり癒し系な人ならかすみ草、
なんてどうでしょう。
仲直りに言葉はいりません。花直り、してみませんか?
特別じゃない日に起こるいいことは、ちょっと特別。
  埼玉県 森屋俊一さん
 
 
 
 


 笑顔が咲いた
  会社帰り、同僚が開いてくれた誕生日パーティーで、両手いっぱいに花束を贈られた。
意外に恥ずかしいと、後悔していた自宅までの道のり。
「おめでとうございます!」通りすがり、見知らぬおばさんに、ニコリと会釈をされた。
「おめでとさん!」今度は、見知らぬおじいさん。
「コングラチュレーション!」見知らぬ外国の人にまで。
誕生日のことなんて、誰も何も知らない。けれど、みんなが祝ってくれたようでうれしかった。
花は、笑顔の種を播いてくれる。
  千葉県 上中直樹さん

 ダンディな父
  「百合かナンかの花束、買ってきてくれ」早朝、89才の父から突然の電話。
仕事の帰りに花束を抱えて実家に寄ると、父はテレビのほうを向いたまま、そっけなく「母さんにやってくれ」と言う。
「お誕生日おめでとう。これ、父さんから」
母の大好きなカサブランカの花束を目の前に置くと、写真の中で微笑む母の頬が少し赤くなったように見えた。
・・・妬けるなあ。
母が天国へ旅立って8年。父は花のプレゼントを忘れない。
シャイでちょっと我がままで、
そして相変わらずダンディな父がまぶしい。
  千葉県 宮崎みちるさん

 (タイトルなし)
  「ただいまー」。夫が帰宅した。
「はい、これ」。手には小さな花束があった。
「どうしたの?」「いいから」これだけで私は分かった。今朝のけんかのこと、謝ってくれたんだ。
「ありがとう」と言って花束を受け取った時にはすでに許しちゃってた。
花って不思議ですごい。「ごめんね」も「ありがとう」も「おめでとう」もみんな伝えてくれる。
贈る人ももらう人もハッピーになる、粋な笑顔作戦だ。
  東京都 嘉瀬かほるさん

 メッセージ
  ようやく母娘の暮らしに慣れてきた。
つつましさを穏やかさが包みこむ、母の日やクリスマスもたくさんの気持ちと細やかな品を贈りあう、
そんな毎日がいとしい。
だから、四十ウン回目の私の誕生日に花束が届いて驚いた。送り主は元夫。
私が好きだと言った覚えのない花にメッセージも添えずに。ふふ。なんだかおかしくなってきた。
そうか、私が好きな花すら知らなかったんだ、彼は。そうだよね。私は妙に納得してしまった。
お返しする?そう言えば、彼の誕生日っていつだっけ。娘が帰ったらきいてみよう、花言葉の意味も。
  神奈川県 星野利佳さん

 初めての花束
  彼から貰った初めてのプレゼントは、大きな大きな花束だった。
でもそれは、様々な色や種類の花がごちゃ混ぜになった、とても奇妙な花束。赤いチューリップ、ピンクのバ
ラ、オレンジのガーベラ、白いユリ・・・唖然とする私に、彼は照れたように笑った。
「君の好きな色も、好きな花も、分からなかったから。その中に一本でも、君の好きな花があるといいんだけ
ど」そんな不器用な彼が、今の私のダンナ様。
今では毎年、結婚記念日に、私が一番好きなピンクのバラの花束をプレゼントしてくれる。
  神奈川県 山下綾子さん

 (タイトルなし)
  社会人3年目の誕生日、会社に出社すると私のデスクの上から足下まで
5月の季節の鉢植えの花で埋め尽くされていました。
先輩が用意してくれたサプライズだったのですが、その日は一日中お花畑の中にいるような感覚で仕事をしたことを
今でも昨日のことのように覚えています。
私はお洒落大好きで、貰うのは花よりケーキより絶対ジュエリー!そう思っていましたが、この日の感激を境に変わりました。
自分が贈られてみて初めて花を貰う嬉しさを実感しました。この感激を伝えたくて私も花を贈ります。
  神奈川県 八木久恵さん

 (タイトルなし)
  里帰り出産した時、友人がお祝いにチューリップを80 本送ってくれました。
カードには「祝!お母さん誕生」の文字。
赤ちゃんに服やおもちゃをくれる人は多いけど、私がお母さんになったことを祝ってくれるなんて、
意外な贈り物が嬉しかったです。
小さな花びんに数本ずつ分けて飾るのがなんかもったいなくて、大きな花びんに生けました。
慣れない育児が始まっても穏やかな気持ちでいられたのは、あのチューリップのおかげだと思っています。
  静岡県 青山葉子さん

 (タイトルなし)
  離れて暮らす母から二十二本のバラの花が届いた、その日は俺の二十三才の誕生日だ。
さっそく母に電話をした、「一本足りねえよ。でもメチャ嬉しかったよ、ありがとう。」
電話の向こう母は少し声を詰まらせながら「足りない一本は家にあるから、いつでも取りにおいで、枯らさな
いで待っているから」言葉にならない程泣いている。
そして今、俺は故郷の駅に降りて近くの花屋さんに立ち寄った。
「すみません赤のカーネーションを四十九本ください。」
  静岡県 本田 茂さん

 桜
  毎年春になると咲く桜。
小さくて可愛らしいその花びらが散る風景は、
季節はずれの雪が降るようで、心が躍る。
『桜の花びらが散るとき、地面に落ちる前につかまえると、幸せになれるよ。』
誰かがこう言っていた。
私は友達と一緒に挑戦するのだけれど、意外と難しい。
必死に桜を追う姿や、転んだ姿がおかしくてお互い大笑いする。
笑って笑って、やっととれた時、「幸せって、こういうことを言うんだな。」と実感した。
身近にある幸せに気付いた、春の一日。桜ってやっぱ素敵だな。
  佐賀県 中村希実さん

 花とともに
  「これからもよろしく」深紅のバラの花束が届きました。
結婚以来、毎年一本ずつ増えるバラの花・・・今年で29 本目・・・美しく飾られた花を見ながらこれまでの日々を思い出し夫のやさしさに感謝します。
「ありがとう・・・私こそよろしくね」・・・花は見た目の美しさもですが、心に豊かさを与えてくれ、私達夫婦にとっては愛の潤滑油です。
これからも花に囲まれ心豊かな暮らしに役立てたいものです。
来年は30本・・・!楽しみ!楽しみ!
  佐賀県 中村希実さん




募集期間 :  平成20年7月10日(木)〜平成20年9月20日(土)
募集告知方法 :  全国の花屋、全国の市場、花緑イベントなどでの応募はがき配布、新聞、雑誌、
公募web サイトでの掲載、当センターのホームページでの掲載 等
最終選考 :  平成20年10月3日(金)に作品審査委員会を開催



応募件数 :  1,347作品(昨年度1,026点の3割増)
応募者の所在地 :  47都道府県から応募がありました。
性別 :  男性 29.8% 女性 70.1%
年齢 :  各年代から幅広く応募がありました。
応募手段 :  郵便 55.0%、FAX 23.8%、E-mail 21.2%